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りんく


熊本県 迫いずみ
熊本県 林田幸一


【魔法の紙を作りましょう。】

(1) エタノールを注いだビニール袋に、ムラサキキャベツを細かくちぎって入れてよくもみます。
(2) 得られたムラサキキャベツ液を、画用紙一面にしみこませた後、乾かすとできあがりです。
(2度くり返すと強い魔法がかかります。)
○ 他の果物や野菜の皮などでも試してみよう。

【絵の具を作ましょう。】

(1) 果物(レモンやオレンジなど)の汁、食酢、炭酸飲料水、石けん水、灰汁、重そうなどを用意します。ほかの果物、調味料、ジュース、洗剤、薬品なども絵の具になるかもしれませんね。
(2) 用意した液を綿棒で、少しだけ試しぬりし、何色になるか調べて記録しておきましょう。?
(3) pH試験紙で、それぞれの液の酸性・アルカリ性を調べてみましょう。

【お絵かきをしましょう。】

○ 試しぬりした色を参考にして、ムラサキの紙に自由に絵をかいてみよう。どんな絵が描けるかな?


・ムラサキキャベツ液は、酸性(レモン汁など)やアルカリ性(石けん水など)の水溶液にふれると色が変化するのです。
赤 紫 青 緑 黄
酸性 −−−−−−−−−− アルカリ性
一方、変化した色から、使った水溶液の性質(酸性・中性・アルカリ性)もわかります。

*PH試験紙: 液体の酸性、アルカリ性を調べる。1〜14までの数字で示され、7が中性。小さいほど酸性が強く、大きいほどアルカリ性が強い。
1 2 3 4 5 6 
7  8 9 10 11 12 13 14
      酸性    


    アルカリ性    

●気をつけよう

絵の具として使った薬品が、手についたり目に入ったりしないようにしましょう。痛みを感じたり皮がむけたりする場合があるので、手などについたらすぐに水で洗ってください。

参考文献
○色の変化・実験方法については
・「小学校理科教科書」(6年)「中学校理科1分野教科書」
・大竹三郎「実験はかせの理科の目・科学の芽15」P.4〜“酸・アルカリと水溶液''国土杜(1996)
○色の変化のもとになるもの(色素)については
・中原勝儼「化学の諸シリーズ9」p.125〜“色の科学''培風館(1985)