|
|
石川県 高木 義雄 |
1.能登のウニ
能登の海では、いろいろなウニがいます。ムラサキウニ、アカウ二、バフンウニ、サンショウウニ、タコノマクラなどです。
それぞれのウニの産卵時期(繁殖期)で、発生実験が可能です。
繁殖期 |
3〜4月 |
7〜8月 |
6〜7月 |
7〜9月 |
11〜12月 |
種名 |
バフンウニ |
ムラサキウニ |
サンショウウニ |
コシダカウ二 |
アカウニ |
2.どんな実験なの?
1.ウニの発生実験
(1) |
ウニの口部を上にして、口器(アリストテレスのちょうちん)を解剖ハサミとピンセットを用いて取り除く |
(2) |
海水を入れたビーカーの上部にウニをセットし、口部に開けた穴から4%の塩化ナトリウム溶液を1〜2ml注入する。雌の場合は黄色の卵が、雄の場合は白色の精子が生殖口から流れ出てくる。 |
(3) |
精子が放出されたビーカーの底付近から精子を含む海水をスポイトで吸い取り、別の海水を入れたビーカーに移して精子を薄めた液をつくる。 |
(4) |
ビーカーの底にたまった卵をペトリ皿に移し、これに(3)で作成した精子を加えて受精させる。 |
(5) |
スポイトで受精卵をホールドガラスに取り、卵割の様子を観察する。ある時間ごとに顕微鏡で観察してスケッチ図を書き、どの発生時期であるかも記入しなさい。 |
(6) |
原腸胚ごろから骨片ができ始める。接眼レンズの上とスライドガラスの下に偏光板をつけて見ると骨片が光って見えるので観察しやすい。 |
2.海藻で作品と作ろう
各班で、水を入れたバットを用意し、いろいろな海藻をその中に入れる。各自、ケント紙の上に海藻を並べる。
ガーゼをケント紙の上にのせ、さらにその上と下に新聞紙を置く。一番外側の上と下には段ボール紙をあて重しをのせておく、新聞紙は時々新しいのと取り変える。
3.能登の海の生物観察
能登の磯で採れた生物を観察し、図鑑で名前を調べる。また、実際に手でさわってみて観察する。観察したことや気づいた点を記入してください。
|
|