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容器を準備する。
斜めの地層をつくる時は,容器の下に消しゴムなどを入れ,セロテープで貼り付けます。 |
(2) |
色チョークを細かく砕く。
4色チョークを,それぞれビニール袋の中に入れ,木づちで軽くたたき,できるだけ細かく砕きます。 |
(3) |
寒天を溶かす。
水500mlと粉末寒天2袋(4g×2)を鍋に入れ,割りばしやおたまでかき混ぜながら溶かす。沸騰したら,そのまま2分程度煮る。 |
(4) |
色をつける。
鍋を火から下ろし,色チョークを粉にしたものから1色を選び,中に入れ,よくかき混ぜる。
(食べることのできるゼリーをつくる場合には,果汁100%のジュースや,コーヒー,牛乳などで着色してください。その時は,最初の水の量を少なくしてください。また,しっかりと固めるために粉末寒天を普通の量の2倍入れてありますので,調整してください。 |
(5) |
容器に流し込む。
必要な量だけ,おたまですくい,容器に流し込む。
加熱したものをそのまま容器に移すと,耐熱性でない容器は,変形します。 |
(6) |
層をつくる。
この作業を,後3回繰り返し,4つの層をつくります。
最後のもの(4回目)は,傾きをつけていた消しゴムなどを取り外し,容器いっぱいまで寒天溶液を入れる。あまり多く入れすぎると,ふたがしまらなくなるので注意してください。
次の層をつくるために,寒天溶液を流し込む場合,前のものがしっかりと固まっていることを確かめてください。固まっていないと,形がくずれてしまいます。
また,流し込む寒天溶液の温度が,低くなりすぎると,層と層がしっかりとくっつかない時があります。
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※簡単に済ませるには,最初から水2リットルに粉末寒天32g(4g×8)を溶かして熱し,4つの鍋に移し,色チョークを粉にしたものを色ごとに分けて中に入れ,かき混ぜ,4色の溶液をつくっておくと便利です。寒天溶液は,固まってしまっても,加熱すれば,また簡単に溶けます。容器に流し込んだものが固まったのを確かめてから,次に入れる色のものを選び,加熱して溶かし,流し込んむといった作業を繰り返せば,層をつくることができます。
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寒天地層を取り出す。
最後の寒天が固まったら,容器を逆さまにして,寒天地層を取り出します。取り出しにくい場合は,容器をお湯などで温めると,取り出しやすくなります。今回使用している容器は,簡単に取り出すことができます。取り出した後,透明ストローをさしこみ,口をふさいで引き抜くと,その部分だけ取り出すことができ,ボーリング資料としても利用できます。 |