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りんく


岐阜県 服部 弘幸


1.用意するもの

実験1[スピーカーの作成]
紙コップ2個、エナメル線(φ=0.32mm、長さ50cm程度)、フェライト磁石1個(φ=1.0〜2.0cmなるべく強力なもの)、3.5φミニジャック付きリード線(長さ1m程度)、ビニールテー プ、糊、トレーシングペーパー、セロファンテープ、(スピーカースタンド用厚紙)
実験2 [マイクの作成]
紙コップ2個、炭素棒2本(φ=5mm、長さ25mm)、炭素粉末(35〜80メッシュ)リード線(長さ1m程度)、ビニールテープ、電池ボックス直列2本用、電池(単3でよい)、糊、トレーシングペーパー、セロファンテープ、両面テープ、ホットボンド等、イヤフォン


2.製作

実験1 [スピーカーの作成]
(1) 直径が12mm程度のパイプにエナメル線を15回ほど巻き付け、コイルを作る。コイルの 両端のエナメル線は5cm程度残し、コイルを巻いておく。
(2) 1つの紙コップ(Aとする)の底部に直径25mmの穴をカッターであける。この穴を再びトレーシングペーパーでふさぐ。 (トレーシングペーパーはコップの底に合わせて丸く型どり、 型どりより小さく切り取ると よい)またコップの底の出っ張 り(側面)にはエナメル線を通す小さな穴を2つあけておく。
(3) 紙コップに貼ったトレーシン グペーパーの上(底部外側)に, エナメル線を巻いたコイルを ホットボンドもしくはセロフ ァンテープではり付ける。
(4) もう1つの紙コップ(Bとする)を底部から2.0cmのところで切り取り、底部外側に,フェライト磁石を両面テープで接着する。
(5) コップBをコップAに静かにかぶせ、ビニールテープ封ずる。エナメル線の先にはリード線をつけ、その端にはミニジャックを付けておく。

◎ 使い方
製作したスピーカーのミニジャックをラジカセのヘッドフォン端子などに接続します。ラ ジカセのボリュームを大きくすると紙コップからラジカセが出している音が聞こえます。 (余り大きい音ではないので静かな部屋等で聞くとよろしい。) 厚紙などでスピーカースタンドを作ってもよいでしょう。


実験2 [マイクの作成]
(1) 炭素棒2本それぞれの一方の端に被覆線を3cm程度むいた導線を巻きつけホットボンド で接着する。
(2) 1つの紙コップ(Aとする)の底部に直径25mmの穴をカッターであける。この穴を再びト レーシングペーパーでふさぐ。(トレーシングペーパーはコップの底に合わせて丸く型ど り、この型どりより小さく切り取るとよい)
(3) コップの底側から、紙コップに貼ったトレーシングペーパーの上に,導線を接着した炭 素棒をホットボンドもしくは両面テープではり付ける。導線は紙コップの底のふちに 1mm程度の穴を1ヶ所空けて通す。
(4) もう1つの紙コップ(Bとする)を底部から3.0cmのところで切り取り、コップの内側から紙 コップの底に,導線を接着した炭素棒をホットボンド(両面テープ)で接着する。この導線 も紙コップの底のふちに1mm程度の穴を1ヶ所空けて通す。トレーシングペーパー側のコップの底を上にして炭素粉末をいっぱいに盛る。(このとき炭素粉が飛び散るのに注意 すること)
(5) 紙コップBを炭素粉が飛び散 らないように静かにかぶせ、 つなぎ目をビニールテープ封 ずる。そして、一方の銅線の 途中に1.5ボルト乾電池を 直列に接続したものを通し、 その先をスピーカーの端子に 接続する。また乾電池に通さない導線はスピーカーのもう一方の端子に接続する。

◎ 使い方
紙コップマイクに十分口を近づけ て声を出してみましょう。また、 イヤフォンで聞くこともできます。